*無法投区/極月

〜踊りだす異国の文字やクリスマス〜

B-LINE =五六二三斎

ラジオねこきっくのブログ主宰のかみじょーさんに思い切ってLINEしてみた。 【メンバー募集!!】LINEで絡もうぜ!来るもの拒まずのブロガーズライン、略してB-LINE発足 ブログにこんな呼びかけを見つけたので、、。

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LINEのやり取りである。

しかし、ハイジャン男は、11月12日の0時になるまで、正式なB-LINE会員ではないのではなかろうか!1000記事を書き上げた者にのみ許されるブロガーの称号!B-LINEのBはそのブロガーのことではなかろうか?

「会員になる約束を文化の日」

ハイジャン男のブログ


*たかが鉄道写真、されど50年=喋九厘

ここ数年は、九州を出る機会がめっきり減っていたが、 今年は珍しく、『旅ぐらふぁー』を名乗るに恥じない、けっこうな長距離移動をしたので、 自分史的記録ながら、ここにご披露させて頂くことをお許し下さい。

2月の東京マラソン応援翌日は、さよならブルートレイン『あけぼの』乗車で、上野から青森へ。
更に足を伸ばし、さよなら江差線で北海道上陸。

5月の62歳の誕生日は岩手県で迎える…
SL銀河とようやく全線開通した三陸鉄道を撮影。あれから3年経ちはしましたが、三陸海岸にはまだたくさんの津波の傷痕が残っていました…
8月、九州から北陸、最遠、新潟まで青春18きっぷで5日連続のドン行旅。
来春の北陸新幹線開業で、北陸や長野地区のJR
線が第三セクター鉄道になり、 この地域の在来線鉄道に、青春18きっぷでは乗れなくなる為の、お名残り乗車が目的です。

更に9月には大井川鉄道を走るホンモノのSL『きかんしゃトーマス』にも会って来ました。

でこの一年を振り返り、鉄道ないしは車で足跡を残した都道府県は?
今年行けて無い県を数えると、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、山梨、奈良、和歌山、鳥取、島根、高知、愛媛、徳島。
そしてラストは沖縄で、47都道府県中、気付けばなんと33都道府県に足跡印す!
確か20年ぶり位の記録でしょうか?

最後にお願いです…
高校写真部に入り鉄道写真を撮り始めて、そろそろ50年。
私の生前葬を兼ねて、この50年の歩みをまとめた『たかが鉄道写真、されど50年』(仮題) の出版を目論んでいます。

写真集が売れない時代です。もし出版が実現しましたら、皆様の暖かい応援をよろしくお願い申し上げます!

*1 *2 *3 

1:11月 久しぶりに資料官殿と行った由布院の『ななつ星』
2:9月 大井川鉄道の『きかんしゃトーマス』
3:5月31日誕生日の釜石線『SL銀河』


*由布院へシャベ栗道中膝栗毛=資料官



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立冬の由布院からの由布岳(豊後富士)

●豊後富士盆地一面冬芒
●枯芒ゆれて出発信号機
●由布岳に雲散りばめて冬に入る

11月は丘ふみ会もあり福岡に帰省,会社辞めてヒマになったので少し長めに1週間ほど滞在した。ということで立冬の金曜日に旅グラファーことシャベ栗と久大線の撮影に行くことにした。彼とは筑紫丘以来半世紀近くの腐れ縁であり,若い頃には一緒に撮影に行くことも多かったが,終始べったりという訳でもなかった。撮影の手法も微妙に違っていたしそもそも興味の対象もそれぞれであったと思う。私が駅舎や看板にカメラを向けている時に彼は通学の女子高生に話しかけていた。若い頃はさほど感じなかったが年を追うごとにお喋りが多くなり巷では「シャベ栗」と言われ,丘ふみ游俳倶楽部では「喋九厘(しゃべくりん)」の俳号まで頂戴している。車の中の密室で喋九厘連打を浴びるのは拷問に近いが,それに対抗するにはこちらからも喋りまくることが肝要とのど飴を用意して臨んだ。

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(左) 豊後中川−天ケ瀬間の玖珠川と沈下橋を渡るゆふいんの森1号

(右) 夜明駅を通過するゆふいんの森3号とシャベ栗

この日の朝,遠回りしてもらって申し訳なかったが実家まで来てもらって出発。しばし高速を走って最初に向かったのは久大線と日田彦山線の分岐今は無人駅となった夜明駅。夜明ダムの横にある。ここで各駅停車2本と特急「ゆふ2号」を撮影し豊後中川の先の沈下橋と鉄橋のセットの場所。夏に行われた鉄道少年探偵団の撮影旅行の最後の撮影地。ここまで来て夜明駅にカバンを忘れたことに気がついた。最近は注意力散漫のうえに意識しない意味不明の行動も増え,忘れ物や探し物をすることが多くなっていて,今後の大きな不安材料でもある。とりあえずこの場所で特急「ゆふいんの森1号」を撮影してから,大変申し訳なかったが引き返してもらうことに。この間約1時間強,列車も3本発着していたが田舎の無人駅からかばんが持ち去られることはなかった。貴重品等は入っていなかったもののまずは安堵。やがてやってきた特急「ゆふいんの森3号」をここで撮影。こうなると由布院での「ななつぼし」の撮影が危うくなるのだが,シャベ栗に頼んで高速で由布院を目指してもらうことにした。ここからシャベ栗の愛車の軽はがんばり,夜明で撮影した特急「ゆふいんの森3号」を途中で追い越してしまうほどの快走ぶりで余裕を持って由布院に到着できた。ここまで来ると鉄の影がチラホラ,やはり目当ては「ななつぼし」なのである。この日は由布岳の容姿を目の当たりにし,相次いでやって来た各駅停車などを撮影して予行練習を行い「ななつぼし」の到着を待った。バックに由布岳がある画面に「ななつぼし」がやって来るありふれた構図ではあるが,いつの間にか増えた鉄と並んでななつぼしを撮影した。その後もしばし通過列車を撮影して由布院の秋を楽しんだ。

* * 

(左) ななつぼしの後姿を追う旅グラファー・シャベ栗
よく見るとななつぼしからもカメラの姿が

(右)由布岳をバックにやって来た真赤な特急ゆふ4号

* * 

(左) 大分からやって来た黄色い各駅停車2両編成

(右)大分行き各駅停車
枯芒の中を進む 帰りは高速に乗らずに一般道をゆうくり帰還し,途中豊後森機関庫と転車台を見て最後に豊後中川の鉄橋で日が翳る直前の列車2本を待つことに。16時前ではあるが立冬の谷間の線路のほとんどはすでに日が当らず,最後一箇所唯一日が射す鉄橋に向かう。15時50分頃の特急「ゆふいんの森5号」は無事通過し,最後の黄色いディーゼルカーは日が翳る寸前に通過してこれがこの日最後の撮影列車となった。
 午前中はのど飴を舐めつつがんばっておしゃべりに付き合ったが,昼からは少し疲れてこちらが寡黙になってしまった。車内での煙草は同乗者がいる時には自身も遠慮していたようで申し訳なかった。これまで幾度か煙は汽車だけにしてはどうかと申し入れしたものの,未だにやめる兆しはない。今更大事に付き合ってきた酒と煙草とフィルムに決別することはないのだろう。小さな親切・大きなお世話というかいらん世話なのでしょうか。最後は大宰府のシャベ栗自宅に戻って車を置いてから二日市駅前でしばし一献。丘ふみ会の前日にほぼ半日のお付き合いでした。

●機関庫のガラスなき窓冬日さす
●立冬の最後の日差し久大線
●短日の夕日を浴びて橋渡る
●枯芒いまだ銀塩カメラマン

* * 

(左) 豊後中川の鉄橋を渡る特急ゆふいんの森号
立冬の日差しはこの時間がほぼ限界
しばらくするとと鉄橋は山々の影の中に沈む

(右) 帰宅途中に車中から立冬の落日

*

  シャベ栗手作り久大線ダイヤグラム
撮影にこれは欠かせない

* * 

  2004年7月 10年前のシャベ栗,後姿がまだ若々しい
野矢駅でゆふいんの森号を待つ

1969年7月 42年前,17歳のシャベ栗の後姿
広島県呉線広駅


【編集後記】

今年も最後の一ヶ月です。

酒樽のならぶ本殿はや師走  葱

どんどん新メンバー増殖中の「丘ふみクラブ」、来年度から紙面も一新されます。
C部門の「無法投句」は姿を変えて「写真俳句」のコーナーがあらたに始まります。
みなさん、どんどん作品をお寄せください。

来年の年度末には「写真俳句大賞」の投票結果が発表され、会費の中から予算を作って、記念品が贈られますぞー!

どうよ、画期的じゃん! @(^0^)@/ 来年度、楽しみ〜〜!!

 (文責 葱男


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