*無法投区/文披月

〜河童忌の電氣ブランをまうすこし〜


*御中元=葱男

●炎天下アイランドジュラ届けらる

「お中元の〈中元〉は、道教の習俗〈三元(上元・中元・下元)〉のひとつで、陰暦7月15日(上元は1月15日、下元は10月15日)。 道教では中元を人間贖罪(しよくざい)の日として、一日中火を焚いて神を祭る盛大なお祭りが行われたものが、仏教の〈盂蘭盆会(うらぼんえ)〉と混同され、お中元は祖先の霊を供養する日となった。 江戸時代以降、お中元に親類や知人が往来し、盆の礼として贈り物をする風習が生まれ、お世話になった人に贈り物をする習慣へ変化していった。」 (※「語源由来辞典」より)

砂太、二六斎両先生に「御中元」を贈ろうと思いついたのはいつもの「気まぐれ」であるが、賛同してくれる有志がたくさん集まってくれたので、意気揚々と近くの「リカーマウンテン」に物色に出かけた。

以前、「リカーマウンテン」なんてところはただのディスカウントショップであり、たいして上等な物もおいていないだろうと勝手に決めつけていたのだが、ここ数年のワインブームにより、我が家でも為替差益還元の美味くて安いワインの需要を満たすために時々通っているうちに、だんだんと「リカーマウンテン」の〈目利き〉も、そこそこいけるんじゃないかと見直し始めたところである。
確かに、欧州やアジアからの輸入物の加工品はなかなかの品揃えで価格も品質も満足できる物が多い。ワインのみならず、オリーブオイル、パスタ、チーズ、珈琲豆、種々の缶詰等、最近は「リカーマウンテン」のお世話になることも多く、〈貧乏神〉の住みつく我が家の家計には大助かりである。
なにより世界中から集まった色とりどりのウイスキー、ブランデー、リキュール、その他、各国特有のアルコールのラベルを見ているだけで、ちょっとした世界旅行の気分になれるのが嬉しい。

それでは小一時間も二階建ての店中を歩き回って、選りに選って最終的に決定した「酒好き」のお眼鏡にかなった全4銘柄を御紹介しましょう。

まづは「シングルモルト」好きの宗匠にはドーんと真正面から「ジュラ10年/オフィシャル 700ml 40%」

バイキングの言葉で「鹿の島」を意味するジュラは、南北38km、東西13kmのスコットランド西岸に浮かぶ島で人口200人に対して、なんと野生の赤鹿が5000頭も棲む秘境である。島には道路が1本しかないのだが、その道を進んでいくと「ジュラ蒸留所」が忽然と現れる(そうである)。
ジュラ蒸留所は1810年に建設され、島でのウイスキー造りの記録は1502年までさかのぼることができる。島は良質な水と豊富なピート、そして熟成に適した清澄な空気に恵まれている。
1995年に現オーナーのホワイト&マッカイグループが買収して以来、大きな変革が進められた。ノンピートとヘビーピート(フェノール値40ppm)の2種類の麦芽を使用し、2タイプのシングルモルトウイスキーを製造。熟成樽を大幅にグレードアップし、ファーストフィルのバーボン樽とマッサレムシェリー(長期熟成シェリー)の樽を贅沢に使い、ジュラ本来のクリーンなテイストに、複雑な香りをプラスするとともに、なめらかな口当たりを実現した。

宗匠にはもう一瓶、面白いお酒を見つけたので、おまけにお付けしました。
「電氣ブラン<オールド>」40%、製造は「(株)合同酒精」です。

「神谷バー」にデンキブランと名付けられたカクテルが登場して、およそ百年の歳月が流れた。その間デンキブランは、浅草の移り変わりを、世の中の移り変わりをじっと見てきた。ある時は店の片隅で、またある時は手のひらのなかで ・・・。
電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと”電気○○○”などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集めていた。さらにデンキブランはたいそう強いお酒で、当時はアルコール45度。それがまた電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったようである。
デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワインキュラソー、薬草などがブレンドされている。しかしその分量 だけは未だもって秘伝 になっているそうだ。
あたたかみのある琥珀色、ほんのりとした甘味が当時からたいへんな人気で、ちなみに現在のデンキブランはアルコール30度、電氣ブラン<オールド>は40度。
大正時代は、浅草六区(ロック)で活動写真を見終わるとその興奮を胸に一杯十銭のデンキブランを一杯、二杯。それが庶民にとっては最高の楽しみだったようである。もちろん、今も神谷バーは下町の社交場として健在であり、仕事帰りの人々が三々五々、なかには若い女性グループも、小さなグラス片手に笑い、喋り、一日の終わりを心ゆくまで楽しんでいる。
明治・大正・昭和・平成、時代は移っても人の心に生きつづけるデンキブラン。デンキブランは下町の人生模様そのものである。
「丘ふみ」のメンバーでは全く勝負にならないぐらいの波乱万丈、色とりどりの人生模様を描いて来られた宗匠には、ふさわしい一品ではないでしょうか?

つづいて砂太先生には全日本代表としてまづは最高に美味いポン酒を。
「陶酔境 浦霞禅」と名付けられた精米歩合50%の純米吟醸酒で、宮城県は(株)佐浦のお酒です。
日本酒度+1から3あたりが一番美味しい、甘口でも辛口でもない、いわゆる「旨口」というやつですね!

浦霞禅という酒銘とラベル、化粧箱の禅画は昭和40年代後半に、松島の瑞巌寺出身の僧侶から、フランスで禅に対する関心が高まっていることを聞き、フランスへの輸出を考えて商品化されたそうです。しかし、手続き等が煩雑なこともあり、結果的にはフランスへの輸出はかなわず、「浦霞禅」という酒銘で国内向け吟醸タイプの高品質酒として発売することになったようです。

そして砂太先生への二本目、極め付けの焼酎は沖縄の定番「久米仙ブラック 古酒」
水は名水で知られる堂井(ドーガー)の湧清水を使い、米は厳選された南方硬質米、そして黒麹・もろみ造りも人の手で限りなく自然に近い状態で行う。
久米島の久米仙を造り上げるのは、厳しく選び抜かれた天然素材と静かに過ぎ行く時の流れだけ。幾世紀にもわたる天然蒸留酒づくりの系譜を受け継ぎ、急がず、丹念に、熟練の技を尽くして磨き上げた泡盛である。
禅道に入るには早すぎるけど、「久米の仙人」みたいに「飲ん兵衛でちょっと女好き」では大先輩にあたる、尊敬する砂太先生にはぴったりの選だと思いますが、どうでしょう?

以上、「酒好き」の「酒談義」でした。


*夏雲やスカイライナーの青と白=資料官

7月17日〜京成電鉄のスカイライナーが山本寛彩デザインの新型スカイライナー(3代目)に変わりルートも成田スカイアクセス線(北総線ほか総称)経由となって都心からの到着時間が大幅に短縮化された。一方のライバルのJR東日本は昨年秋から成田エクスプレス(以下,NEXという)を235系(初代)から新型E259系(2代目)に置き換え始め,新型スカイライナーが走り出す直前の7月1日からは,すべてのNEXがE259系に置き換わってしまった。

A:7月17日開通当日 成田空港行き新型スカイライナー(3代目) 印旛日本医大通過
B:昨年秋から登場していた2代目NEX E259系 新小岩駅通過




京成スカイライナーは不運な時代があった。初代スカイライナーは成田空港開港を見込み昭和47年に製作されたが,ご案内のとおり成田開港が大幅に遅れたので,昭和48年に成田−上野間の成田山参拝のための特急として運行開始した。この昭和48年は西鉄の冷房特急黄色い2000系の走り出した年であり,昭和49年にはスカイライナーはブルーリボン賞,西鉄2000系はローレル賞を受賞した。たいした活躍をしていないのにブルーリボンとは当事腹が立ったが,特急料金をいただくレベルの特急車両であるからしょうがない。

初代スカイライナーは成田山参拝の際に乗車しただけで,良い写真は待ち合わせなかった。運行開始の頃のチラシ

昭和53年5月の新東京国際空港開港にあわせてスカイライナーも晴れて「空港連絡特急」として運行されたのであるが,当事の成田空港駅はターミナルから遠く更にバス乗換えを要する不便なところにあり,利用客もさほど伸びなかったらしい。この時期,都心からは箱崎のACTからの高速バスがメインのルートであったと思う。
なお,この不便な成田空港駅は現在の東成田駅である。この駅はなかなか立派な駅のままであるが,この駅で降りる人は空港関係者ぐらいであろうか。そういう意味で平成3年までおおよそ20年近くスカイライナーは不遇だったのである。
平成3年3月に空港直下に新しい成田空港駅が開業してから,成田への鉄道輸送が飛躍的に伸びたのであるが,前年の平成2年6月には2代目のスカイライナーが運航を開始しており,新空港駅開業時にはJRのNEX(初代)が運航を開始し京成スカイライナーは壮絶な競争環境におかれることになった。
そうしてこの不運な初代スカイライナーは平成5年6月に姿を消した。





C:平成3年NEX運行開始のチラシ
D:21年秋 初代NEX253系12連最後の走り 総武線亀戸付近
E:2代目スカイライナー快走 青砥−高砂間




さて,新型スカイライナーに通過されるだけの北総線沿線の方々は迷惑な話でもあったようだが,個人的には新線開通や新型車両の登場は大いなる関心事であり,さっそく新線経由で成田空港を往復した。昭和の時代に外遊したことはなく,海外に出かけたのは平成に入ってからであるから,初代NEXと2代目スカイライナーにはお世話になった。NEXは値段が高く山手線をぐるっと回って行くので若干時間はかかるのだが,池袋や新宿からそのまま成田空港まで行けるので大変便利であった。通常大荷物を転がして行くのであるから,その利便性は貴重である。一方の京成スカイライナーは上野か日暮里で乗車する必要があり,乗換えが難点であった。きっぷも日暮里以外ではなかなか買いにくい。ただ,安かったので成田着後時間的に便利なときには利用した。特急券の不要なJRの快速や京成の特急も走っているが,海外に行く際には格調を重んじて利用したことはなかった。そういうことを一つ一つ思い出しながら,7月17日に新しい線を特急券のいらないアクセス特急で通り過ぎたのでした。成田空港滞在時間12分。東京へ戻る電車から見た印旛沼の向こうに湧き上がる夏の雲に梅雨明けを感じたのでした。

●雲の峰まぢかく東京スカイツリー
●梅雨明けてスカイアクセス幕開けぬ
●夏雲やスカイライナーの青と白
●夏雲や成田に抜ける青と白

●夏の日の熱気集めて汽車走る
●闘病記書いて忘れてビール飲む
●生き得たりほどほどにして生麦酒


F:千葉NT中央に到着したアクセス特急(なんと京浜急行の車両)
G:新線から印旛沼を望む 成田空港発アクセス特急車中から



今回後進に道を譲った初代NEXと2代目スカイライナーはそもそも平成の車両であり完全に姿を消すわけではないようだ。初代NEXはその健脚振りを買われて地方私鉄に身売りするものもあるが,臨時便で成田に顔を出したり,昭和生まれのもっと古い特急電車と置き換わるようである。第二代スカイライナーは京成本線経由の「シティライナー」や朝夕の「モーニングライナー」,「イブニングライナー」などでしばらく活躍するらしい。 さて,すでに亡き初代スカイライナーとほぼ同期の西鉄2000系もいよいよ引退すると言う寂しい話もありますが,その話はまた次回に。

成田に向かうお世話になった253系NEX 池袋付近で22年4月




かごんま日記:"DELILAH " = スライトリ・マッド

2010年8月4日(水)
*遠泳の子らにエールの桜島

Delilah, Delilah, oh my, oh my, oh my - you're irresistable - ooh ooh ooh
You make me smile when I'm just about to cry
You bring me hope, you make me laugh - and I like it
You get away with murder, so innocent
But when you throw a moody you're all claws and you bite
That's alright !
Delilah, Delilah, oh my, oh my, oh my - you're unpredictable - ooh ooh ooh ooh
You make me so very happy
When you cuddle up and go to sleep beside me
And then you make me slightly mad
When you pee all over my Chippendale suite
Ooh ooh Delilah
Ooh ooh Delilah
Oh oh oh oh oh oh oh

今日は鹿児島市の清水小学校の夏の風物詩、錦江湾横断遠泳の日。昨日は松原小学校の子どもたちが泳いだ。映画「チェスト!」(2008)は松原小がモデル。ヒロインのなっち先生はゲゲゲの女房の松下奈緒だった。地味ながらほのぼのとする佳作。
昨日今日とお天気には恵まれた。噴火は相変わらず。喜ばしいものではないが・・。観測史上最多だった去年の爆発回数548回をすでに上回り700回もすぐだ。子どもたちにドカンドカンとでっかいエールを送ってくれたのか?!
遠泳は桜島の小池海岸から磯海水浴場までを目指す伝統行事。両校の4〜6年生の181人が約4キロを完泳。全員完泳というからすごい。ゴールは磯庭園の近くの磯海水浴場。5月 に行われた今年度の水質調査では4年連続でAAの評価を受けたとのこと。「AA」は最高ランクだ。また去年は21年ぶりにウミガメの上陸も確認されたらしい。ウミガメは警戒心が強いので水質などの好条件が揃っていても明かりがある場所に来ることは珍しいらしく上陸の定着は難しいようだが、来てくれるとうれしいもの。

*猫の目をじつと見つめて片かげり

You take over my house and home
You even try to answer my telephone
Delilah, you're the apple of my eyes
Meeow, meeow, meeow,
Delilah - I love you, Delilah oh
Ooh you make me so very happy - you give me kisses
And I go out of my mind - ooh ooh
Meeow, meeow, meeow, meeow,
You're irresistable - I love you Delilah
Delilah - I love you, ha ha
You make me very happy - oooh oh yeah
I love your kisses
I love your kisses
I love your kisses
I love your kisses
I love your your your kisses
I love your kisses

鹿児島市吉野町にある磯庭園は薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園。仙巌園(せんがんえん)とも言われる。敷地面積は約5ha。ちなみに東京ドームが4.7ha。1658年に第19代当主であった島津光久によって造園されたもの。借景技法を用い、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた絶景と広大な庭園が特徴。幕末には第28代島津斉彬がヨーロッパ式製鉄所やガラス工場を建設するなどの近代化事業を起こしたのもここ。
仙巌園の奥の方に知る人ぞ知る神社がある。猫神神社。猫にふさわしく小さな鳥居と小さな石の祠があるだけ。第17代島津義弘が朝鮮出兵(1592〜1598)の際、時計代わりに猫7匹を朝鮮に連れて行ったとのこと。たしかに、江戸時代には今のような時計はなかっただろうが、猫の目時計とは!猫の目の瞳孔の開き具合によって時刻を推察したらしい。その7匹いた猫のうち生還した2匹を猫神様として祀ったもの。猫の目は、朝の8〜9時、夕方の4〜5時は瞳孔が丸く、午前10〜11時、午後2〜3時は楕円形に、お昼の12〜1時ごろは1の形になるという。雨の日や曇りの日には余り当てにはならないらしい。私はどちらかというと犬派。猫の目時計は知らなかったなあ。猫好きの人には周知の事実かもね。

* "DELILAH" by Queen (1991) より引用


■編集後記

猛暑、酷暑、極暑、いや、溽暑と呼びたい暑さである。
梅雨明け以後、日本中で老人や子供がバタバタと「熱中症」で倒れている。
老人や子供は体内の温度調節がうまくいかず、油断するとすぐに体温が40℃ぐらいまで上がってしまうそうだ。
自分の子供のころを振り返ってみて、よく「熱中症」にならなかったものだと感心する。筑高のサッカー部時代でもそうだ、今では一番危険だと言われているが、当時は練習中に水を飲むことは厳禁だった。「水をのむとバテる」とコーチはただその一点張り。(どうでしたか? 砂太先生?)
それでもコーチの眼を盗んでは洗い場の水道で蛇口に口をつけてそのまま「カブ飲み」した。 今の常識ではこの「カブ飲み」もあまり身体には良くないそうだ。

子供の頃はさておき、アラカンとしては今後の老人対策のほうがリアルな問題である。 こんなに毎日ビールばかりガブガブ飲んでいて身体に良い訳がない。 前鰤さんの「闘病記」もさることながら、ビール好きの友人はこぞって「痛風」になっている。
それでも人間「喉元過ぎればなんとやら」でまだ「病経てやや控えめに飲む麦酒」のうちはよいが、「文殊さま今日もウマイぜ生ビール」のような神頼み、「とりあえず生生生と夏の夕」のような「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な感覚、「口げんか負けし振りして飲むビール」的はストレス解消法、ましてや「豪快に飲み干す生や幸せや」「ビール飲むとは息を吐くところまで」などと能天気なことを言っていたのでは「天国も地獄も泡のビールかな」ということになってしまう。
今後はせめて「誕生日二人で分けるビールかな」ぐらいの節制と相互監視の眼が必要になってくるだろう。

ところで今回も名前のあがった岩手県の地ビール「銀河高原ビール」だが、2004年、その会社「(株)銀河高原ビール」からコンビニ用に発売されたのが銀河鉄道ビールである。

松本零士氏のメーテルちゃんの絵がめっちゃ可愛い。京都のコンビニではとんと見かけた記憶がないが、関東や九州ではどうだったのでしょう?
これなら少々お値段が高くでもプレミアムの感じで一度は味わってみたいものだ。

ちなみに私が一番好きなのはハートランドビール
グリーンのボトルが爽やかなビール、333mlの小瓶と500mlの中瓶のみで缶はない。
しかし、それも毎日飲むという訳にはいかない。毎日飲むのは韓国産、6缶488円の「麦の刻」という超低価格ビールです。これがなかなか美味しいので、みなさん一度お試し下さい。同じ銘柄で糖質50%OFFのもあります。

最後にこの57年間の生涯で一番美味しかったビールは?と問われれば、トルコのドゥバヤジットというところで飲んだデンマーク製の「TUBORG」を一番に上げよう。
なんせ、イランを3週間旅して3週間禁酒したあと、国境の町で飲んだアルコール解禁の万歳ビールでしたからね! あれ以上美味しいビールはもう一生、飲むことがないだろうなあ〜。 (文責 葱男)


■消息

水音:『俳句界』8月号/「雑詠」【秀逸】(佐藤麻績 選)
●ミルフィ−ユ倒して食ぶる花疲れ  山下水音

葱男:『俳句界』8月号/「雑詠」【佳作】(奈良文男選)
●あたたかや群を離れし羊雲  中島葱男

五六二三斎:『俳句界』8月号/「めーる一行詩」【佳作】
●梅雨曇コインランドリーの孤独  原たかゆき

夏海:『俳句界』8月号/「めーる一行詩」【佳作】
●四葩咲き素踊りに鳴る足拍子  とりごえ夏海



■句友のページ
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