*無法投区/風待月


〜炎天の舌が尾が這う肌かな〜

*丘ふみの皆様へ=二六齋

 1981年(昭和56年)に発行された「MEDIA・INFORMATION」の第17号は、表紙にSCALING ISSUEとあり、副題に、『計測便覧』と小さく書かれていた。 中ページはタテに3分割され、距離・時間・質量の3種のスケールが各cm、秒、gで表示され、最初のページは「10のマイナス44乗」から始まる全ページ極小から極大に至る、数字で描かれた物語という一冊。 5ページ目の「10のマイナス24乗」の時間の位置には、最短寿命の素粒子生存時間(0.00001アト秒)、・・・「10のマイナス14乗」は原子時計の1年間の狂い(10フェムト秒)、「10のマイナス9乗」は3500tの外洋船にハエが一匹とまることで沈む深さ(10pm)などと、おもしろい数字の物語がつづく。
 そこで、60という数字を調べてみた。「10の1乗」は、最長のミミズの長さ(60cm)、女性が一日に分泌する乱れると男性化したりするステロイドの量(60g)、サルが過去と現在を結びつけて考えられる長さ(1分30秒)とある。
「10の7乗」は脳の重さが生誕時の2倍になるまでの時間(6カ月)、ヒトの一生の間に心臓が送り出す血液(60t)「10の16乗」。生きて発見された最寿命のバクテリア(6億年」等々。
ちなみに、このスケールの最後のページには、「10の65乗」で、1那由多km、その前の須弥生の風輪の円周の長さ(7000阿僧祇km)とあります。
 数字の60を考えるなら、身近に還暦というコトバがありますが、12カ月×5年=60回という会誌の時間の長さは、また格別な印象があります。「6」という数字が1+2+3という完全数であり、分割と統合のシンボルでもあること等を思いながら、途中で去っていった人、ここに集い句を詠むことを選び続ける人、60はひとくくりの、ひとかたまりのイマージュに結びつく。 今回、丘ふみの有志の方々から、願ってもないシングルモルトのご褒美で・・・泣いちゃいますよ、私は。 一部の方々からは心のこもったコメントまで戴き本当にありがとうございました。お礼にシングルモルトの一句でもと思いましたが、これが長い題詠なので、難しい。
そこで革新者・子規の一首を。

《足立たば、北インヂアのヒマラヤのエベレストなる雪喰はましを》

関係ない? あるんですよ。今回は前回の欠席をおわびする意味で、投句させて頂きます。
皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 7/24 朝 小山二六齋

                      投句(自由詠)

1 ひめゆりの高女のバッヂ夏岬
2 霧笛(フォグフォーン)の揺り篭となる海の薔薇 (裕次郎忌)
3 梅雨長し半裸のピカソに耳あらば
4 キティちゃん夏のトースターからこんがり
5 駅頭に一人の襷(たすき)自民党忌 (解散総選挙)

以上。


*60号発刊記念・部長賞ギャラリー=葱男

■特別功労賞・資料官殿

鉄道唱歌 

これまで創刊号から一貫して出張における旅日記を投稿してくれていた彼が、得意の写真無制限掲載許可が出てから本領発揮、写真付き紀行文付き俳句の随筆を確立したのは丘ふみ第24号からでした。
それ以後は一回も休むことなく「無法投句」に平成の寅さん風、「出張旅日記シリーズ」の連載がずっと続いています。
中で私が一番、彼の個性を感じて色紙に留めたかった句が
●雪晴れや鉄道唱歌のアナウンス

鉄道句には他にも数多、彼の佳句が勢揃いしていますが、「汽笛一声新橋を〜」ではじまる鉄道唱歌は子供から年寄りまですべての鉄道ファンが胸踊らせる鉄道マニアに共通するノスタルジーの原点となる曲ではないでしょうか。


■特別功労賞・スライトリ・マッド殿

アンビエント 

スライトリ・マッドさんの随筆が「かごんま日記」と正式に命名されたのは「丘ふみ10号」。創刊号から一貫して日記風随筆を寄せてくれてはいたのですから、連載60回にも及ぶその偉業はまさしく特別功労賞にふさわしいと言っていいでしょう!
ちなみに創刊号から毎月6句(AB部門)、創刊60号で360句投句を達成したのは葱男、副部長:五六二三斎、校正係:スライトリ・マッドの3名のみです。これまた偉業という他ありません。
彼女のアグレッシブな「好奇心」「自由自在なる天心爛漫な精神」「生命エネルギー」は丘ふみ会員の中でも突出したオリジナリティーがあるのではないでしょうか?今後ともスマさんの類句、類想のない俳句には大いに期待したいと思います。
そんな彼女の句の中では割合に我等凡人でも理解でき、私が色紙にものしたかった句は
●をのこ弾くアンビエントや卒業式

自由奔放なスマさんの句柄の中では私好みの郷愁やポエジーが優先された句でした。
絵の弦楽器はチェロのイメージです。
スマさんの句はやはり多くの色彩を取り入れなければ成立しません。墨彩画のモノトーンでは御しきれない彼女独特の句姿があります。
実際にママさんコーラス(?)の活動を続けている彼女の生活においては音楽的な要素は必須条件でもあるのでしょう。
アンビエント:環境音楽に関してはジョージ・ウインストン、アンドレ・ギャニオン、エンヤ、坂本龍一などの世界的に有名なアーティストも好きなのですが、この句のアンビエントではむしろ溝口肇のチェロや中孝介の曲を思い起こしました。


■皆勤賞・喋九厘殿

裏宝満

  一貫して「わらべ唄」にも通じるようなリズムと音感と言葉遊びの世界を追求してきた彼が珍しく、俳句的純粋文学の意匠に表現形式を求めた句がこれです。
●五月湧く裏宝満の金の水

めでたいことば「五月」「「宝」「満」「金」「水」が縦横に並んで俳句的祝祭的世界を十全に構築しています。
この写真ではあまりよく写っていませんが、実際の色紙の観世水の淡墨にはたっぷりの金泥が含まれ、色紙の縁は金紙で囲われていて、この句の本意を伝えようと試みた技法を使いました。


■皆勤賞・五六二三斎殿

初大師 

さきにも紹介しましたが6年間毎月6句出句、「360度地球一周ひとまわり賞」を達成したのは副部長を含め、3人のみでした。
女を泣かす「夕顔」の中洲から始まった俳句歴はその後、大橋へ遷り、現在では可愛らしい女子大生に対する俳句促進運動へと健全な進展をみせ、丘ふみOBの先生方との間にも俳句を通じて大きな橋を架ける役割を果たしてくれています。
ご先祖の俳句のDNAに導かれるように、最近の副部長の句には大きな変化が顕われているように思います。
一般の俳句誌での活躍もとても楽しみ。

そんな彼の、宗匠も太鼓判を捺す名句が。
●住み込みの夫婦の訛り初大使

この句には正統派の堂々たる句姿があります。
お祖父さん、お父さんが踏襲してきた「雲母」系、飯田蛇勿、龍太の俳句道を基本として、彼の血統が一挙にさわぐ日を期待しています。

なお、受賞者の皆さんには近いうちに、これらの色紙がお手元に届くと思います。
お金のかからぬ「部長賞」ですが、これぞ「名誉賞」であると御理解戴きますよう、よろしくお願い致します。(「丘ふみ游俳倶楽部」部長  中島葱男)


*箱庭のごとく見下ろす東京駅=資料官

●いま一度肩たたかれて猛暑来し
●退職のひとこと添えて夏見舞

クビになってハローワークに通った訳でもないが7月から職場が変わった。場所は内神田から丸の内になりより都会へ昇格,オフィスは東京駅の横の高層ビルの26階になり,地震で揺れると怖そうだが眺めは飽きることはない。東京タワー,皇居,ベイブリッジ,国技館に江戸東京博物館,丸ビル,新丸ビル等々,東京の名所を結構見ることができる。フロアーの南側にリフレッシュゾーンというスペースがあり,眼下に東京駅が広がっている。オフィスのすぐ上27階からはホテルメトロポリタンのエリアとなっているが,夏休みに合わせて部屋から新幹線を一望できる宿泊プラン(大人2人で25,000円だそうな)を売り出している。

 神田駅方面 中央線,京浜東北・山手線,東北上越長野新幹線の4線

●炎昼や昼飯時のガード下
●じりじりと西日差し込む会議室
●残業のビルの窓にも遠花火
●蝉時雨長きホームに風抜けた

●蝉時雨今日は二駅歩くべし  ゆっくりと東京駅を見下ろしていると,10本のホームのうち半分は新幹線のホームであることを再認識。ずっと福岡にいた私が東京行きを意識したのは昭和40年代であるが,東海道新幹線開業後の東京駅(我々が修学旅行で新幹線に乗った昭和44年も同様)は在来線が15番線まで,東海道新幹線は16番線から19番線まであった。1番線から6番線は国電,7番線から15番線(11番線は回送線)の4本のホームには東海道線・横須賀線が発着しており,当時は東北・上信越方面の特急(つばさ,はつかり,やまびこ,あさま,ひばり,とき)が一日7往復東京駅まで乗り入れをしていた。
 やがて新幹線網は全国へ,山陽新幹線の西下に呼応して東海道新幹線は14番線15番線を設置,さらに東北上越長野新幹線の東京乗入れにより,在来線と東海道新幹線の間に20番線から23番線のホームが出来上がり現在の姿となっている。このために横須賀線の地下ホーム移行や中央線ホームの高層化が施されたのである。昭和40年代に9本あった東京駅のホームは現在総武・横須賀線,京葉線地下ホームを加えて合計14本に膨れ上がっている。乗降者数は新宿には及ばないものの,東京駅が日本一のターミナルであることには変わりない。

10本のホーム,左5本は新幹線ホーム 

●新宿も東京タワーも夕立かな
●夕虹や線路十本渡りけり
●夕焼け雲真下に広がる東京駅
●夏の暮ライト行かふ東京駅

 たまたま2年前の8月に同じ場所に案内されて撮影したもの。話題になった東京中央郵便局(右側中央部)がそのまま。この写真では10番線に特急はやぶさ富士が停車中。

新オフィスから,山陽新幹線のレイルスター・100系および九州新幹線以外のすべての新幹線の車両が眺められる。一日2往復しか上京しない流線型500系のぞみは今や希少価値ではあるが,ちょうど昼休みに博多から到着して17分後に博多に向って発車していくシーンを眺めることができる。もう一本は夕方の17時台に17分滞在して博多へ帰っていく。この500系も何時まで東京で見ることができるのやら・・・
一年前であれば九州からのブルートレインが眺めることができたのであるが,今年三月についに廃止となってしまいこれだけは残念である。日が長い夏であれば十分東京駅の発車シーンを俯瞰してから,帰宅する日課もありえたはず。松本清張は「点と線」で15番線(第7ホーム)から出発する博多行き寝台特急あさかぜを横須賀線が発着する13番線(第6ホーム)から見るシーンを描いているが,これは昭和30年代の話。すでに在来線のこの二本のホームはなく,あさかぜは2年前に廃止となり横須賀線は地下ホームに変わって30年になろうとしている。現在の風景に置き直すと東北上越長野新幹線23番線から東海道新幹線15番線を眺めることになるのだろう。26階からそんなことを考えながら東京駅を眺めている。

●あさかぜに揺られ昭和の帰省かな
●あさかぜの従兄弟見送る夏休み
●白南風や八時ちょうどの新幹線
●箱庭のごとく見下ろす東京駅

昭和46年10月東京駅16番線。この頃は新幹線ホームは2本のみですぐ左には在来線の15番ホームがあった。0系新幹線が懐かしい

参考 JTBキャンブックス 東京駅歴史探検 長谷川章,三宅俊彦,山口雅人 著 


かごんま日記:「雨ニモマケズ」= スライトリ・マッド

*西班牙の男の子の貌や夏の果て
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

 今日のニュースで、7月の豪雨・竜巻などの一因は、どうもエルニーニョ現象では?と言っていた。エルニーニョとはスペイン語で、男の子、引いてはイエス・キリストも意味する。
太平洋東部の赤道付近の熱帯海域で海面水温が高くなり、逆に太平洋西部では、低くなる現象。熱のやり取りを通して大気の流れに影響を及ぼし、異常気象の引き金になると考えられ ている。北海道大雪山系で遭難被害を出した冷たい雨、多数の被害が出た福岡、山口の豪雨、群馬の竜巻も、最近の不安定な天候の一因はすべて神の仕業か?!エルニーニョ現象だと、日本では長梅雨や冷夏となりやすく、農作物や水産物が被害を受けることもあるらしく・・・。エルニーニョとは逆に、太平洋東部の熱帯海域で海面水温が低く、西部で高くなるの が、ラニーニャだ。ラニーニャは、女の子の意。ラニーニャが発生すると、日本では暑い夏になるのだそう。

*古井戸の穴の昏きに旱雲
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニワタシハナリタイ

 鹿児島に住んで8年目になるが、これほど雨の降らなかった夏はなかった。鹿児島の梅雨明け宣言は7月12日で、梅雨時期の降水量は例年の55%。ひどい降りは3,4回ほど。
むしろ梅雨が明けたあと降り始めた感じ。戻り梅雨とはよく言ったものだ。私は密かに、気象庁が間違ってたのでは?などと思ったものだ。先日の新聞の一面に、満々と茶色く濁った 色のダムの空撮写真。あらまあ、福岡の南畑ダムではないか。懐かしいなんてのん気なこと言ってる場合でない。満杯になり、決壊に備えて、放流するとの記事。同じ九州なのに、福 岡では、長雨が続き、観測史上最も遅い梅雨明けだったらしい。ところで降らなかった鹿児島の水がめは大丈夫なのだろうか?とふと疑問に。朝のゴミ出しのとき会うご近所のTさん に、「鹿児島で渇水の体験は?」と聞くと。「1993年の86水害のとき、水道管がやられて給水制限をしたことがあるだけ」との答え。鹿児島はシラス台地にあり、シラスが地下 水の貯留層となるらしい。隙間が多いために地下水が蓄えられる仕組み。天然ろ過器だ!シラス台地周縁の崖下では清水が湧き出して、夏でも涸れることがない。カルデラ砂岩のシラ ス層を通ってきた水は四季温度が一定し清潔で美味。ちなみに、日本の水道の水源は、約7割が地表水。内訳は川から27%、ダム湖から45%、湖沼から1%が平均的数値。あとの 3割が湧水や地下水である。鹿児島の場合、川から採る割合が59%と多く、あと湧水25%、地下水16%となっている。降るときに降ったためか、今年も給水制限の必要はなさそ うだ。

*熱風や水路を拓く中村哲
南無無邊行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如來
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼佛
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩

 太陽系の中で、水が豊富にある惑星はただ、一つ。地球だ。火星は太陽から遠すぎて、水は凍りついている。金星は太陽に近すぎて、水が蒸発してしまっている。もしも、地球が太 陽から離れると、地球上の水は凍りつき、近づきすぎると、水は蒸発し干上がってしまう。
奇跡的とも言える絶妙のバランスで私たちの水の惑星は存在するのである。しかし、温暖化 によって地球は危うい状態にあるのは周知の事実。豪雨や干ばつの緒である温暖化を引き起こしたのは、神さまではなく、私たち人間。干ばつに苦しむアフガニスタンで農業用の水路 24キロが完成し、今日開通式があった。陣頭指揮をとったのが福岡のNGO「ペシャワール会」の代表中村哲氏。彼は独学で土木技術を身につけ、延べ60万人の住民とともに、6 年半がかりで、水路を掘り進めた。信念の人だなあ。一滴の水の大切さを思い知らされる。
* 「雨ニモマケズ」 by 宮沢賢治 (1931)より引用


*宿題を忘れた小学生=前鰤

遅れてしまいました。宿題を忘れた小学生の気分です。
ついに歯の治療を始めました。集中して通ってます。今日も6時の締め切りの時は、治療で、歯医者の椅子で震えていました。完全に締め切りのことを忘れていました。
次、頑張ります。

●体温の風吹き抜けり御堂筋  前鰤


*悼 楠先生=砂太

蛍の夜君への弔辞もう書けぬ

短か夜や君逝きてなほ近くなる

薄暑光葬送の人目で追ひぬ

葬送の人群の中サングラス

夕蛍一つ生れては一つ消え

首赤き蛍を恋ほて一人なる

ほう蛍消えゆく闇の深くなる

身の内に蛍を宿し君逝けり


■編集後記
 「丘ふみ游俳倶楽部」60号発刊です!
何故だか、100号発刊の可能性が見えてきたような気がしています。
それ以後の事はなかなかイメージできませんが、(第一、この世にいるのかどうか???)
100号発刊の際にはみんなでパア〜とお祝する企画を立てましょう!

今月のC部門のBGMはまたまた親友のしんちゃんのCD「まほろば」の宣伝になりました。
「うろこ雲」は今月の兼題「風」の音楽的表現としては」俳句なら特選◎に値しますね!
まだ、何枚か「まほろば」を預かっているので、欲しい人は個人メールして下さい。
領価は送料300円で合計2、300円です。

俳句のほうは、みんな夏バテ気味なのか、もうひとつ冴えませんでしたね!(どう?)
先月がいいな!と思っただけにややガックリですが、まあいいか!

(文責 中島)


■消息
水音:『週刊まどか歳時記』/5・6月の「あなたからの一句」連続入選(黛まどか選)。
葱男:『俳句界』8月号/「雑詠の部」茨木和生・秀逸。今井千鶴子、岩城久治・佳作。「めーる一行詩」秀逸、佳作(二句)
五六二三斎:『俳句界』8月号/「めーる一行詩」佳作


無法投区

創刊号 2号 3号 4号 5号 6号 7号 8号 9号 10号 11号 12号 13号 14号 15号 16号 17号 18号 19号 20号 21号 22号 23号 24号 25号 26号 27号 28号 29号 30号 31号 32号 33号 34号 35号 36号 37号 38号 39号 40号 41号 42号 43号 44号 45号 46号 47号 48号 49号 50号 51号 52号 53号 54号 55号 56号 57号 58号 59号