*無法投区/彩る月

〜君は月に君は天使に分別す〜



*ドクターイエローの話=資料官

●炎天やしあわせ色のシンカンセン
●ドクターイエローが来たビール飲む
●幸せの夏は黄色いシンカンセン

ドクターイエロー。東海道・山陽新幹線を走る電気軌道総合試験車。毎月昼間に最高時速270kmで東京から博多まで往復し,安全走行に必要なデータの収集している優れもの。車両は700系を基本に製作された2編成,黄色い車体ゆえに「ドクターイエロー」と呼ばれている。運良く走行シーンに出くわすと思わず幸せな気持ちになるし,東京駅などでばったり出会うと誰もが駆け寄ってカメラを向ける人気者である。
 現在ネットで「ドクターイエロー」を検索すると,目撃情報や走行時間予想が掲載されていて,ほぼ正確な運行日程と走行時刻が分かる。予想日にカメラ持参で出勤し早めの昼食を済ませ東京駅のホームで撮影したこともあるし,会社の窓から撮影したこともある。今年8月は珍しく土日に走行するとの予想が出ていたので,有楽町のイトシア4Fのイタリア料理店のテラス席でビールを飲みながら到着を待っていると,予想どおりの時間にやって来た。大井車両基地を出て東京駅に着くのが11:26,博多に向かって東京駅を出発するのが11:47なので有楽町では2回撮影できる。真夏のテラス席でしたが,昼間はちょうど日影で風もあって心地よく,生ビールで良い気持ちになっての撮影だった。
たそがれの福岡では鉄道少年探偵団のCさんが同じドクターイエローを撮影していた。鉄仲間の連携はすばらしい。

* * 

2010年12月
東京駅新幹線ホーム
ドクターイエローは人気者,にわか鉄が終結する

* 

2012年8月
大井車両基地から東京駅に向かうドクターイエロー

* 

2012年8月
東京駅を出発して有楽町付近を通過するドクターイエロー
イタ飯屋のテラス席から,日影でビールが美味


かごんま日記:「月ぬ美しゃ」 = スライトリ・マッド

2012年9月23日(土)

*お月さまスクリュードライバーが好き

ありから ありおる つくぃぬゆう
うきなん やいまん てらしょうり
ホーイ チョーガ
      つきぬ かいしゃ とぅかみっかー
 みやらび かいしゃ とぅななつ
ホーイ チョーガ

今日保険会社の示談書に署名捺印をして決着をつけた。1年かかった。去年の夏、当方過失ゼロの追突事故に遭って、半年間ムチウチの症状で病院通い。好きだった運動もやむを得ず中断のまま。犬を飼っているので、散歩はやっているが…。まだですか?もうそろそろ打ち切りに!という催促が来て、3月〜4月は子どもの進学準備や引っ越し等で忙しかったため、2月いっぱいで治療を打ち切る。が首から肩にかけての痛みが取れず、治療打ち切り以後も自費で整骨院へ通っている。後遺障害を申請したら、最低のランクだが、14級9号の認定も取れた。顔が傷ついたとか指が欠損したとか骨折したとかの目に見える障害の場合、等級が上がるが、私の場合、不幸中の幸いで神経的な目に見えない障害の部類。しかし今も週1回通院している。今回のことで分かったこと。保険会社は営利目的の企業。 被害者にはやさしくない。できるだけお金を出さないようにして当たり前の世界。「これが弊社基準です」と数字を低く見積もって提示してくる。黙っていたら保険会社に丸め込まれて、最低の治療費と慰謝料しか出ない。裁判所基準ではこうなっているが・・と切り出すと、すこしずつ上げてくるのだ。本当に保険会社の担当者とのやりとりほどいやなものはなかった。調べてみると、病院が儲かる仕組みの自由診療でない方法で通院治療をすることや、後遺障害の認定を申請したり、自賠責の請求を会社任せでない被害者請求をするなど、いろいろな方法があることを知り実行に。右の頬を打たれといて左の頬まで出せない。事故直後、全損に近い車の買い替えの費用も全額は出ず、50万円手出しをして中古車を購入している。少なくとも買い替え費用の不足分、明らかに事故の後遺症である痛みを軽減するためのしばらくの通院費用、精神的慰謝料は保険会社が払うのが筋だろう。
最後は紛セン(交通事故紛争センター)に持ち込み裁判に委ねるという方法もあったが、ちょうど忙しい時期とぶつかり、鹿児島の場合福岡まで出頭せねばならず、無理と判断。納得行く額ではないが、ここでけりをつけきっぱり忘れることにした。オレンジ色のきれいな月でも見たほうがずっといいはず。あとはぼちぼち自分で治すべしだ。こんな体験一生に一度あるかないかだろうなあ。もう真っ平御免。

  *「月ぬ美しゃ」 作者不詳 ( 沖縄のわらべうた )*より引用


【編集後記】

今日(10月3日)、「丘ふみ同窓会」の案内が届いた。
早速、白川先生に電話して、同窓会翌日の11日の吟行句会の話をし、参加していただけることに話がまとまった。

宗匠から、記念号にすごい原稿が届いた。
「俳句を愛する」とはこういうことなのか、と心底感動し、その文章を読みながら涙がこぼれた。
記念号は「50号発刊記念号」をはるかに超える、とても文学的な記念句集になると確信している。

「丘ふみ游俳倶楽部は「俳句を手がかりに文学的同好の諸君と集う『座』の文芸倶楽部です。倶楽部の第一義は句の優劣を競うことではありません。創造を楽しむこと、部員相互の交流を愛おしむ事を本意とします。」
「11,11」はこれが最初で最後になるかもしれない「丘ふみ」初の吟行句会。 人数は少なくても、その場、その時かぎりの逢瀬を思いきり楽しみたいと思っている。 (あるいは超結社の句会になるかもしれません。)

 (文責 葱男)


■消息

葱男
●火がうせて風となりぬる螢かな 
  『俳句界』10月号/「雑詠」【佳作】(大串 章 選)

●まなうらに蛍火奔る番外地  中島葱男 
  『俳句界』10月号/「兼題/地」【佳作】(大高霧海 選)

●ドクダミの花の数だけ無縁仏  中島葱男 
  『俳句界』10月号/「俳句ボクシング」【リングサイド】(岸本マチ子 選)


水音
●夏富士や地殻は卵の殻のごと 山下水音 
  『俳句界』10月号/「雑詠」【佳作】(池田澄子 選)

●とりどりの古き釦や紫陽花忌 山下水音 
  『俳句界』10月号/「雑詠」【佳作】(辻 桃子 選)


■句友のページ
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