*無法投区/神在月

〜初時雨小さき緋鯉の群れはぢむ〜

*またまたはくい!はいく作戦続行中=五六二三斎

朝早くLINEがバイブした。昨日から、バイブにしたままだったのだ。

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またしても、クラスのSさん、白衣を忘れたと言ってきた。 一句詠みなさい!と催促するも、また断られた。

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ハロウィンならぬ、ブログか?俳句か?聞くと、「ブログでどうぞ!」とのこと。

よほど、俳句は嫌われているらしい。

もう、Sさんに俳句は諦めよう。他の俳句心のありそうな学生に声をかけよう。

「天高し俳句作戦続きをり」

ハイジャン男のブログ


*四国一周バースディきっぷの旅=資料官

●秋高しアンパンマンは海渡る

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四国名物アンパンマン列車 作者やなせたかしは高知県出身

 JR四国に「バースディきっぷ」という素晴らしいフリーきっぷがある。誕生月に3日間JR四国のグリーン車乗り放題で10,280円。同じ行程であれば同行者は3人までオーケー。一日当たりの単価は3,426円と各駅停車しか乗れない青春18きっぷの2,330円に比べても破格の水準。このきっぷがあったので10月に四国に出かけることにした。比較的なじみが薄かった四国の鉄道は仕事で来たこともあったが未乗車区間が相当残っており,今回JR四国全線(+土佐くろしお鉄道)に乗車する計画である。このきっぷの難点といえばJR四国でしか買えないことだろう。前日に高松まで行きここで「バースディ」きっぷと指定席10回分(うちグリーン車6回)を求め,この日はことでんに志度線に乗車して最後に名勝「栗林公園」を見物した。
翌日朝7時の特急うずしお(高松→徳島)からスタート,高徳線・鳴門線・牟岐線・阿佐海岸鉄道(ここだけは別料金)・徳島本線・予讃線・予土線・土佐くろしお鉄道(中村線・宿毛線)・土讃線・土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)を乗車して四国のJR全線制覇を達成した。途中松山と高知に宿泊。これまでなじみがなかった徳島県,足を踏み入れたことはあるとはいえ,土讃線で県の西部を通過しただけ。今回初めて県庁所在地徳島駅に自分の足で立ち,その日のうちに県内JR全線(+安佐海岸鉄道)に乗車することができた。

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アンパンマンシート

四国の電化区間は高松−松山間,多度津−琴平間にとどまり大半はディ−ゼルカーの世界である。架線がない線路はすっきりとしていて最高である。県庁所在地4都市のうち高知だけが高架線に生まれ変わっていたが,高松・徳島・松山の3都市はいまだに地べたを走っている。高松は宇高連絡船が廃止になっても行き止まり駅(頭端式ホーム)は変わることはないが駅周辺の再開発が進みまったく新しい駅に生まれ変わってしまった。日本には行き止まり駅はさほど見られないが,ヨーロッパの中央駅のように行き止まりの雰囲気は良いと思う。初めて訪れた徳島駅はまさにディーゼル天国のターミナル,駅の横にはそのまま車両基地があるが架線がなくすっきりしている。松山駅は電化されていたが地べたのホームとレトロな駅舎(駅名は松山驛と書かれている)が素晴らしい。最近つまらない駅が増えつつあるが四国にはまだ味のある駅が多かった。

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(左)行き止まりの高松駅

(右)古い跨線橋が残る地べたの徳島駅
停車中の高松行き特急うずしお6号

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(左)古い駅舎と「驛」の字が印象的な松山駅

(右)高架になった高知駅(平成20年開業)

3日間ただ列車に乗るだけだったが,車窓からの吉野川(徳島本線と土讃線(大歩危・小歩危))と四万十川(予土線)の流れは素晴らしかった。予讃線の特急しおかぜからの瀬戸内海の日暮れ,ごめん・なはり線からの太平洋,列車の窓から丸亀城や高知城も見えたし,高松・高知の夜も楽しんだ。
これで九州と四国のJRは全線制覇し北海道も石勝線を残すのみであるが本州はまだまだである。11月からヒマになるので少しずつ計画的に片づけて生きたと思っている。なお,四国はJR全線乗車したものの,まだ,ことでん長尾線,伊予鉄の電車線と市内線,高知のとでん(伊野−後免間)の長い横の線はまだ残っている。またいつか,「バースディきっぷ」で優雅な四国の乗り鉄旅を楽しみたいと思っている。

●車掌からハッピー・バースデーと秋の旅
●秋深し終着駅は行き止まり

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(左)吉野川を渡る土讃線

(右)予土線から見る四万十川の清流

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(左)高知駅前広場 武市半平太,坂本龍馬,中岡慎太郎の「3志士」像
坂本龍馬は脱藩中 (右)土佐くろしお鉄道 阪神タイガーズ応援列車
安芸市はタイガーズのキャンプ地

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(左)はりまや橋と高知市電(とでん)

(右)ゴミ箱までもアンパンマン


【編集後記】

帰ってきました、博多!
我が第二の故郷。
小学校の5年生から大学卒業まで13年間をこの町で過ごした。
そこにまるまる私の青春の怒涛のような人生が詰まっている。
良い思い出ばかり、とてもここでは話しきれない。

博多駅の筑紫口、クリオコートホテルで県立筑紫丘高校の同窓会は開かれました。

受付開始の1時間ほど前、同級生のY君から電話がかかる。

Y君とはFB友達でもあるが、それほど親しい付き合いをしてきたわけでもない。何故彼からの電話?
時間があれば会いたい、という。
なんの用事だろうかとすこし訝りつつ、私たちは駅の構内でいっぱいやることにする。

博多に来たら、一度は食べておきたいものに「焼き鳥の豚バラ」がある。もちろん、塩で。
付け出しのキャベツも定番、タダでおかわりし放題。それからごま鯖の刺身。
ビールと焼酎で博多の思い出の味を堪能する。
いろんな話をする。同級生のこと、お互いの仕事のこと。
同窓会の受付の時間まであっという間の一時間。
結局、Y君、特別なにも用事は何もなかったのだ。
ただ、彼はFBでいろんなことを書いている私と会って話をしてみたかっただけのことだったのだ。
昨日、水球部の仲間と飲み過ぎたので今日の同窓会は欠席するという。
じゃあね、と。ここは僕が奢るから、と。自分が仕事に関わっている地産の商品、醤油や石鹸やいろんな食品までおみやげにくれて。
おー、なんと人の良い博多の級友たちよ。
ありがとう、Y君、今度京都に来たら寄ってね、今度は僕が奢るよ(^ ^)

 (文責 葱男)

■風信

今月の「俳句界」11月号、我がクラブの絶対的エースのひとり、十志夫の俳句ニ句が投句コーナーの「雑詠欄で「秀逸」をゲット! 水音さん、砂太先生と月替わりで「丘ふみ」の誰かの句が大きな文字で紙面をにぎわしています。
私もこれまで毎月のように「俳句界」に投句してきましたが、思うところがあって来月からは一旦休筆することにしました。
10年間所属していた俳句結社ふたつ、「百鳥」も「はるもにあ」も退会しました。
ラスカル(金子敦)さんと出会って、彼からのつながりでネット上で、多くの若い現代俳人と知り合うことができて、FACEBOOK上に新しい俳句の可能性を見出した私は、俳句の未来に向かって少しジャンプしてみようと思っています。


■句友のページ
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