北海道ツアー/十勝・富良野・浦臼篇=葱男



ガレリアオリザで個展を開催している間は、帯広在住の友人でフェルト作家でもある「ふしぎのくにのものづくり工房」さんに大変お世話になりました。

彼女はフェルト作りの大先輩で、今は主に地元北海道の自然の風景やそこに生息しているかわいい動物たちを制作しています。 個展の会期中、ガレリアオリザがお休みの日などに彼女に帯広郊外に広がる十勝平野を案内してもらいました。

十勝ヒルズ、幸福駅、そして「六花の森」の「中札内美術村」。 北海道のお菓子と言えばこの「六花亭」のバターサンドが有名ですが、地元の人にも大人気の理由はお菓子の美味しさもさることながら、地域に密着した文化活動にあるようです。

「六花の森」は広大な敷地に美術館やレストランなどいくつもの施設が点在し、観光客や道民に無料で開放されています。また、創刊50周年を迎える「サイロ」は六花亭の創業者「小田豊四郎」が地元十勝の子供たちの詩を集めて毎月定期的に発刊している児童詩誌です。

この森には相原求一朗や小泉淳作、「サイロ」の表紙絵でおなじみの真野正美等の美術館があり、いずれも入場無料です。 また森のレストラン「花六花」のカレーは噂通りで、大のカレー好きの私が今まで食べたカレーの中でもベストスリーに入るぐらい美味しかったです。

帯広の人に聞くと、ここ「六花亭」と「北果楼」のお菓子は道 民に人気ですが、あの、生キャラメルの「花畑 牧場」の評判はイマイチでした。どうやら田中義剛の企業倫理はイマドキのカネ儲け主義に徹していて、地元への貢献度が低いというのが皆さんの感想のようでした。

こうして内容の濃い帯広の一週間を終え、ここからの一週間はちょっと贅沢な時間です。 北帯広ユースホステルで旅の疲れを癒し、そのあとはご褒美の「北の国から〜富良野」の旅へと続きます。

8月の最終週は富良野にまつわる倉本聡関連の施設を観光、「風のガーデン」や「優しい時間」の舞台になった丸太小屋や喫茶店を見て回りました。

ニングルの部屋では聡さんの肉筆の点描画も拝見、ここ富良野はまさに倉本聡さんのドラマの世界です。 「北の国から」、特別編も含めて全部見てるからなあー(^^) 、感慨もひとしおです。ほとんど旅のお土産には興味のない私ですが、ここで出会った黒の「北の国から~Tシャツ」だけは思わず買ってしまいました。

富良野から次に向かうのは北海道ワインの自社農場「鶴沼ワイナリー」のある浦臼町。ちょうど札幌と旭川の中間にある小さな町です。 この近くに友人の貸別荘があり、私たちはそこを無料で貸してもらって次の催事までの三日間を休養と観光に時間を当てることができました。 もちろんお目当は地元でしか買えない鶴沼ワイン。ツヴァイゲルトやレンベルガーといったブドウ品種から作られたワイナリー限定販売の赤ワインなど、最高級の北海道ワインを手に入れることができました。

ワイン好きにはまっこと、たまりませんね。(^^)



*十勝ヒルズ

* 十勝ヒルズ

* 六花の森

* 風のガーデン *鶴沼ワイン




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