)
●月朧李白の父の青まなこ=月下村
○ス、二=4点
(月:李白のお父さんは、ペルシャ辺りの外人貿易商[胡人]だと言われています。 ス:よくわかんないけど、なんとなく。)
●博多行きのぞみ最終月おぼろ=資料官
○砂△入、男=4点
(入:エインジェルも地上の乗り物に乗り遅れることある? 最終で着いて筑紫口でタクシーを待っていたら、隣の列に中村雅俊がいた。四半世紀。 男:故郷に向かう列車を見送る月。行っても帰る時が来るのを知っているのか。)
●広き道ふさがれしまま春の月=五六二三斎
◎木△喋=4点
●熊蜂がゆったり巡る藤の滝=五里
○二△月=3点
(月:いい香りがするもんね!多分、こっちには向かってこないやろ。)
●藤の花愛でる間もなく球を打つ=メゴチ
○夏△香=3点
(夏:”目の前の事が大事”という1瞬を切り取って、面白い。 香:スポーツびとに乾杯!)
●武蔵寺の藤にほほえむ在りし人=前鰤
○喋△男=3点
(男:亡き親を偲ばせてくれるのか。古い写真の笑顔は元気だったのでしょう。)
●武蔵寺や携帯カメラ藤娘=喋九厘
○夏△里=3点
(夏:「携帯カメラ」が今時の娘で、目に浮かぶ。)
●異国の夜こころもようは藤を待つ=ひら百合
○入=2点
(入:共時性、リリーof the イリノイですかね?)
●テッセンの見あぐる月のおぼろなり=香久夜
○木=2点
●ほろ酔いの駅前おぼろ月夜かな=資料官
○木=2点
●老親の足元揺れて藤の波=君不去
△前、メ=2点
●老いて見る月はいつも朧月=メゴチ
△百=1点
(百:ユーモアに一票。)
●風優し千代田ポマード春の月=月下村
△二=1点
●花照らす妖しき造化春の月=五里
△メ=1点
(メ:確かに春の月にはそんな雰囲気がありますね。)
●藤の花コーラスの声高々と=五六二三斎
△二=1点
●振袖も藤房も揺れ撮影会=夏海
△砂=1点
■雑感
水音さん、夏海さん、香久夜さんの、第2世代の活躍が目立っている。
この世代に属する男性軍としては五里さん、男剣士さんにますます頑張って頂きたい。
第1世代は終わることのない自分探しの旅に出発して、永遠に己が風骨を探究することとなるだろう。
「人斬り二六斎のバッサリ句評」も来月ぐらいからは期待できそうです!
今回は予告編として、私がひとり、バッサリ斬られることになりましたが・・・。
関東の皆さん、なるだけ「代々木駅前」の「おくどはん」に一杯呑みに行って下さい。
夏の夜は絶品のテリーヌと旨いビールでダンディーなシェフと俳句談義です。
なるだけお客が少ない時にね (^O−)!
(文責 中島。)
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