京都個展/27~30/OCT./2006




天使も眠る草の野に
妙心寺の宮大工あり
町家のぎゃらいー妙芸です
マリリンを背に
独坐するおのこあり
襖には山尾三省さんが
島の寒月光を眺む

障子窓の色紙には
聖老人・天地清浄天命無常
桐の黒箪笥には
異国風のショールが
きものとフェルト
東西文化の新鮮な出会い

縄から吊るされた三省の文
南光屋久神名備老人
懐かしき昭和の香り
銀幕の時雨となりし名画館
青紫の辛夷のきもの
マリンブルーの水仙のきもの

魔除けのミツウロコ柄は
藍三色の茶屋辻紋様
織とみまがう絵筆染
奥の庭には水琴窟
きもの三題は辻が花
雨上がりの白鷺
聖天使城へ渡る橋

句会のあとのお楽しみ
まずは乾杯です
手作りの御馳走が並ぶ
飲めや歌えや食べてえや
さあさあみなで神遊び
霊長類のモーアシビ