新聞記事

■西日本新聞/19/11/2004

京都の中島さん=友禅着物や染色画で「天使と堕天使」表現/福岡で初個展

京都市で「月下村工房」を主宰する着物作家・中島雅幸さん(52)が18日から、福岡市中央区大名の「ギャラリーおおくぼ」で作品展「月祭/天使・堕天使篇」を開いている。21日まで。
中島さんは京友禅の公募展「第24回友労染展」で最高賞の京都市長賞を受賞するなど活躍中。小学5年から13年間を福岡で過ごしており、高校の同窓生の勧めで、福岡での初の個展が実現した。 会場には鮮やかな色彩の伝統的な友禅着物のほか、天使やマリリン・モンローを描いた創作着物、びょうぶ、掛け軸などが展示されている。 個展のテーマは、昨年、イタリアをスケッチ旅行した際に、天使に興味を持ったのがきっかけ。中島さんは「私たちの心には天使と堕天使の両方がいます。着物だけでなく、染色画や書など私のもつ手法で、その両面を表現してみました」と話している。 ギャラリーおおくぼ=092(736)2757

■読売新聞/19/11/2004

大胆なデザインの手描友禅など30点/京都の工芸家が個展

福岡市で育った京都市の染色工芸家中島雅幸さん(52)の作品展が18日、同市中央区大名二のギャラリーおおくぼで始まった=写真=。21日まで。
中島さんは小学6年から九州大卒業まで福岡市内で過ごした。昨春、インターネットを通じて筑紫丘高時代の旧友と再会し、福岡で初の個展を開催することにしたという。
手描友禅など約30点を展示。このうち第24回友労染展で最高賞の京都市長賞を受賞した着物は、マリリン・モンローをア−ルヌ−ボ−風にあしらった大胆なデザインが目を引く。即売品もある。問い合わせは同ギャラリー(092・736・2757)へ。