Roma

●『NAPOLI』 ●『PALERMO』 ●『CATANIA』
●『FIRENZE』 ●『PERUGIA』
 スペイン広場 ● 「すべての道はローマヘ通ずる。」とは誰の言葉だっただろう。
スペイン広場からバチカンの方角を見る。
この丘にはじめて立ち、はじめてのローマに不思議な懐かしさを感じる。体中のDNAがこの場所に感応している。
時間も空間もここから世界に広がって行ったのだ。
う〜む。着いたばかりのイタリアで、もう、旅の意味を確信している自分がいる。
ビールを飲みながら夕陽を見ていると、何も言葉はいらない。
● ローマの中の別の国「バチカン」。ローマのまんなかに、このカソリックの総本山がなかったら、イタリアは雨散霧消しているかもしれない。
それほどに、人間性を支える基盤として「聖なるものと俗なるものの拮抗」こそが人間にとって必要不可欠なモノなのです。 だからイタリア人って、軽薄でお下品でも、魅力一杯なんだな。
 バチカン
 フォロ・ロマーノ ● フォロ・ロマーノの古代建造物の中で現代作家の写真展が開かれている。
新進気鋭の芸術ほど古い建物に似つかわしいものはない。
センスとは、時間を超えて出会った高邁な魂の共鳴であろう。