● パレルモ行の船が出航する時間までナポリの町をぶらつく。 港の真前にドーンと構えるようにヌオーヴォ城の威容が聳え立つ。 奇々怪々でもあり、崇高でもあり、渾沌の町ナポリの顔ともいえる。 | |
● この荘厳さをしてここをナポリの商店街と表現してもいいものであろうか?
屋根までの高さは30メートルもあるんじゃなかろうか。 バールもピッツア屋もブティックも普通に営業しているのが普通じゃない。 | |
● ほんの表面だけのわずかな印象を残してシチリア島に旅立たねばならない。 いかんせん、そんなに時間の余裕はない。 名残りを惜しむかのように、船上から見るナポリの町の夕暮れは、あまりにも美しい。 |